オデュッセウスはシュナイゼルにとってのナナリーなのかもしれない
今エントリは過度の妄想が含まれている事をあらかじめご了承ください。
コードギアスR2第10話「神虎輝く刻」を見ていて、おっ?と思ったシーンに、シュナイゼルとオデュッセウスのほんの短いやりとりがありまして。結婚式場にて花嫁をゼロに強奪された後、避難をする場面。
“仕方ないねえ。兄上。”“う、うーん”
何気ないシーンと言えば何気ないシーンなんですが。軽い。あまりにも軽すぎる。そして、この非常時に対して、呆けるでも恐慌を来すでもなく、あまりにもいつも通りの様子を見せているんですね。オディッセウス第1皇子が。
シュナイゼルがいつも通りなのは、分かる話で。彼はイレギュラーをも愛す性質の持ち主で、これくらいのアクシデントは柳に風なのはある意味当然で。しかし優柔不断な小物として扱われているオデュッセウスの態度は、これはある意味大物過ぎやしないかと(笑)。
誰からも警戒されず、誰からも愛されるキャラクター
ここからが妄想含みの話なんですが。コードギアスR2の公式ページのキャラクター紹介にはこうある
ブリタニア帝国の第1皇子。皇位継承件から考えれば、次期皇帝の最右翼であるが、第2皇子シュナイゼルと比べると凡庸な人間である。
酷い扱いと言えばそうなんですが、あくまでそれはシュナイゼルと比較した時の評価で、その実力自体は高いとも低いとも言われていないんですね。そして第1皇子と第2皇子という関係上、この2人は皇位継承レースの最大のライバルであるはずであり、オデュッセウスが真に凡庸な人物であれば目の上のたんこぶであるシュナイゼルの存在は疎ましくこそあれ、こんなに軽々しく扱われたり利用されたりすることには拒否感を示すものなんじゃないかと思うんです。それでこうゆう状況が現出するひとつの可能性として
「シュナイゼルはオデュッセウスをこそ皇位につけたくて、自分はその補佐官、宰相の立場でありたいと思っているのではないか」
という仮説に思い当たっています。そして二人がこうゆう構図で結ばれるには、お互いにオデュッセウスはシュナイゼルの辣腕を信頼し、シュナイゼルはオデュッセウスの人に愛される性質を尊敬している、そうゆう関係性があるのではないかという妄想に至ったんですね。