コードギアスR2第17話のちょっとした演出

 今日もネットの調子が悪くて凹んでいます。なので軽いネタで。

 Aパート終盤、スザクがルルーシュを問いつめるシーン、ユフィの死の真相を語るシーンで、ちょっと引いた絵からゆっくりと画面が傾いていくんですよね。この演出、ベタと言えばベタなんですが、言われないと気付かないくらい小さな歪みで、にもかかわらず気がつかなくても何とも言えない違和感、不快感を与える絵になっていて。それは直接的にはルルーシュの不自然な態度にいらだちを感じるスザクの心境に重なっていて、同時に、本心から少しずらした、嘘ではないが真実でもない答えを返すルルーシュの心境にも重なっているんですね。

秒数にしてほんの2、3秒の小さな演出ですが、ギアスの演出術の丁寧さを表わす白眉のカットと思い、あえて取り上げてみました。