二次創作の二次創作はどこまで進化するのか
そのスパイダーマ動画はこちらですね。音声は元ネタからの拝借、キャラはCGで自作。これで権利者削除逃れが出来るわけではないし、作った当人もそうゆうことは特には考えてないとは思う。リンク先では運営をおちょくりたいという想いを原動力としているけど、それ以上に、元のMADを見て面白かったからというのが大きいと思うんですよね。面白かった。じゃあそれに更に何かを加えていこうという。二次創作の二次創作なんですよね。
ニコニコ動画がMAD削除の姿勢を強めてから、こうゆう動きは実際に活性化しているように思います。
昨日のデイリーランキング1位になったこの動画。コードギアスの妙な動きのシーンをリミックスした人気MADの、映像を手描きに差し替えたもの。といっても元ネタそのままの再現ではなく作者が独自のネタを入れ込んでいるので元の動画を知っている人も十分楽しめる。これでダメなら音声も差し替えればよい(既に歌ってみたも沢山アップされている)キャラもパロディキャラに差し替えても問題がないように思える(実際一部そうなっている)。それじゃあどんどん間口が狭くなるんじゃ?という疑念もあって、実際その通りなんだろうとは思うけど、ニコニコ動画の場合元ネタとの連続性はコメントやタグ、ニコニコ大百科を使う事でギリギリ維持されえるんですね。しまじろうとか、コメントがなかったら全く意味不明ですし(笑)。
こうゆう流れが来るんじゃないかなーという想定はないでもなかったんですけど、作り手だけでなく、見る側にもこうゆうものを楽しむ素地が出来てきたんでしょうね。果たしていったいどこまで進化するのか。元ネタと限りなく関係なくなってもやはりまだ楽しめるのか。なかなか興味深いところです。