ネットラジオとニコニコ生放送

 最近、ニコニコ動画の動画制作者によるネットラジオが増えているような気がしています。Twitterのタイムラインを眺めても、毎日誰かがネットラジオしてるなーなどと思っていたのですが。

ニコマス関連ネットラジオの案内

 ちょっと調べてみたら、アイマスPの主催のラジオは定期的なものだけで本当に毎日あったりしますねw。

録音放送: ラジオ★スイミー
ラジオ・ぼーかろいどにゃっぽん

 Vocaloid関連だとまとめページが見つけられれなかったのですが、このあたりが有名どころでしょうか。


 ネットラジオが流行している背景は、ツールやサービスなど簡単に放送出来る環境が整っているというのもあるんでしょうけれども、ニコニコ動画という疑似同期のコミュニケーションの場で知り合った人たちが、よりリアルタイムのコミュニケーションを求めてきているということなのかもしれません。疑似同期の仕組みというのは沸点を下げて人と人を繋げる敷居を下げるのに非常に有効なのですが、実際に仲良くなってくると、それだけでは物足りなくもなってくるんですね。Twitterでオフ会が発生しやすかったりするのも同様の理屈かもしれません。

ニコ生でネットラジオ

 ニコニコ動画のサービスの一つにニコニコ生放送というのがあります。主に公式のイベントの生中継をするサービスで、今月末のアニメロサマーライブのライブ中継なんかもするそうで、それはそれで楽しみではあるんですが。

ニコニコ動画の1万人生中継,舞台裏での技術者の奮闘 | 日経 xTECH(クロステック)

 この記事なんかをみると、数百人規模から数万人規模まで柔軟に対応出来るすごく面白いシステムになってるんですね。それでですね。このニコニコ生放送の仕組みを、例えば100人規模くらいのニコニコライブハウスとか銘打って有料でユーザーに開放したら面白いんじゃないかなとか思うんですね。画面はカメラを入れてもいいんですが、Flashで簡単にお絵描きできるようにするとか、ワンクリックで動画を引用して紹介できるようにしたら、かなり需要があるんじゃないかな、と思うんですが。放送終了後はそのまま動画としてアーカイブ出来てもよいですね。支払いは今度導入されるニコニコポイントということで。

ニコ生に有料席を作って欲しい

 ところで、ニコ生って見てると面白くはあるんですが、人数制限の上限に達しちゃうと入れないというのが問題なんですよね。開始直前の時間にモニタの前に張り付いていても、開始数分で満席になってしまって涙目だった人も多いんじゃないかなと。このあたり有料枠を作る事で解消できないものかなーなどということも考えたりします。一律有料ということではなくて、アリーナ席とか貴賓席とか銘打って払いたい人だけ払う。払いたくない人はモニタに張り付いて先着順の入場入り口から入る。みたいな感じで。

 途中入退場自由、回線ちょっとだけ優遇、コメントサーバも自由に跨げたりするとよいですねー。そうゆう感じなら私は1000円くらいなら払うし、そう思う人は結構いるんじゃないかなと。この、払いたい人だけが払うみたいな文化が定着してくれると、いろいろなところで動きやすくなると思うんですよね−。ニコニコのプレミアム会員の仕組み自体がそうなっていますし。わざわざ有料会員にならなくてもニコニコ動画は楽しめるけど、ちゃんと対価を払った方が、やっぱりもっと楽しいわけですから。

 今回のアニメロサマーライブ中継はそうゆうのを試す絶好の機会だったんじゃないかなーと思うんですけど、もし今後大規模なイベントがある時は、考えてみて欲しいなあ。簡単な支払い方法としてニコニコポイントも導入されますしね。