音楽/映像ソフトの売上をまとめてみたら意外な結果が出た(修正版)
昨日の記事のブックマークコメントで
ghostbass 著作権 面白い。/ 98-99あたりでなんかあったかな。自動送信がらみの改正?
という意見を見て、あれ、そういえばDVDのシェアが伸びてきたのってそれくらいじゃなかったっけ?と考えてみてちょっと調べてみたところ面白いデータが出たのでグラフにしてみました。
参考:各種調査報告|一般社団法人日本映像ソフト協会
音楽ソフト市場が縮小するのと入れ替わるようにして映像ソフトの売上が伸びているのが一目瞭然ですね。そして1995年に映像・音楽ソフトの市場規模が8000億円を超えて以来、多少の上下はあれどもほぼ安定した数字を維持しているのが見て取れます。
市場規模が急激に縮小しているときは競合商品にシェアを奪われている可能性を考えた方がいい
そうは言っても目を引くのが1998年の突出した数字ですね。前後と比較しても500億円以上突出している。アルバムCD換算で2000万枚くらい多いことになりますね。出来事を調べて見るも取り立ててこの年に大きな出来事はないようにも思うのですが、何があったのかはとても興味深いところです。
2005年以降は8000億円を割り込んでいて、2008年には500億円以上急落しているように見えますが、この減少も競合するなんらかの商品にシェアを奪われているだけという可能性が高いですね。一番考えられるのは映像配信の売上ですが…ということで少し調べてみたらこんなデータが出てきました。
2008年のIP放送・映像配信市場、TV/ケータイ向け有料サービスが成長 | 日経 xTECH(クロステック)
矢野経済研究所は10月14日、2008年度におけるIP放送と映像配信市場に関する調査結果を発表した。それによると有料サービスの売上高は、IP放送市場が前年度比24%増の186億円、映像配信市場が同11%増の455億円に達する見通し。
ビンゴ!ですね。一応グラフにしてみました。
資料の出所がバラバラで統計資料としてはあまり有意ではないかもしれませんが、参考までに。