札幌にマジコンの破壊処分サービスをやってる店がある

 といっても直接知っているわけではなくはてなブックマークで知ったんですが。

http://sp-game.cocolog-nifty.com/38/2009/08/post-08c9.html
http://sp-game.cocolog-nifty.com/38/

 界隈では以前から有名なショップみたいですね。これで直接何か売上に寄与するわけでもないし、そもそも実際に持ち込む人もそうそういないでしょう。じゃあ一体何のために?といえば、ゲームを文化として大事に想っている人たちとの信頼関係を築くためのなんですよね。

 通常、いちショップが違法コピー問題に対して出来ることなんてほとんどなくて、せいぜい「うちはマジコンの取り扱いをしません」くらいしか言えないんだけど、ゲームショップ1983さんはこのサービスで「うちは違法コピーを嫌っているお客さんと仲良くなりたいです」というメッセージを出してるんですよね。守りじゃなくて攻めの姿勢。もともと居酒屋風ゲームショップというか、実店舗はゲーマーの集うサロンとして機能してて、売上のほとんどは通販で賄っているという営業スタイルのようなんですが、店主一人だけの零細ショップが生き残ろうと思えば、新品を売り抜ける工夫をするよりも、全国区で支援してくれる店舗自身のファンを増やすというほうがよほど現実的だという話でもあるんですよね。

 現状、すでに街のゲームショップが勝負しようにも価格面では量販店やAmazonにはまったく勝ち目がない。メーカーも徐々に新作ソフトのダウンロード販売にシフトしつつある。今後ゲームショップがゲームショップとして生き残ろうと思ったならばこういったスタイルを模索していくべきなのかも知れないですね。ということで支援もかねて記事にしてみました。