ニコニコ生放送のタイムシフト視聴はテレビのようだった

 今月の頭くらいから始まったニコニコ生放送の新機能「タイムシフト」。これは公式生放送をあらかじめ予約登録しておくと後から放送当時のコメント付きで試聴出来るというもの。ちょうど先週、ドワンゴ本の発売記念座談会という面白そうな番組があったので試しに利用してみました。

http://blog.nicovideo.jp/niconews/2009/10/004897.html
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2009/10/005028.html


 登録は生放送の番組情報から。黄色い目立つボタンがあるのでそれをクリック。

 翌日におもむろに再生、しようとするがどのページに行けば見れるのかがよく分からない…よくよく調べていくと生放送マイページに予約リストが出るようです。相変わらず導線がわかり難い。

マイページ−ニコニコ生放送

 それはそれとして早速再生。どうやら一度再生すると視聴権がなくなって再視聴は出来ない模様。ちなみにページを閉じなければ繰り返し試聴出来ますしシークも出来ますね。5分くらい何も絵が出ないのでバグったかと思ってシークしてみると、開始13分くらいから番組が始まりましたw。公式ニコ生は10分前に開場ですから、その分のコメントも全部収録しているということでしょうね。

 内容のほうは、といえばドワンゴ本を肴にドワンゴ関連の錚々たるメンツがぶっちゃけトークをするというなかなか興味深くも面白いものだったのですが、実を言うと見ていて途中で飽きて来ちゃったんですよね。いや、内容は面白いんですよ。今まで見てきたニコ生の番組の中でもトップクラスの内容だったように思います。だけどどうも間が持たない。集中力が続かない。気がつくと何か他ごとに気を取られている…何だろうな、と思ったんですが、これって普段私がテレビを視聴している時に感じる手持ち無沙汰感と同じもの何じゃないかと思ったんですね。

 原因は明白で、このタイムシフト視聴はニコニコ動画ニコニコ生放送の最大の売りであるコメントを書き込むことが出来ないんですよね。もちろん、当時の賑やかなコメントは再現されている。それを読むのも楽しい。楽しいのだけれども、そこに自分が参加して場を更に賑やかすということは出来ない。これが思った以上に視聴する時の距離感になってしまっているということに改めて気付かされたり。

 コメント再現というのは面白い試みだな、とは思ったんですが、これだったら従来通り動画としてアーカイブして、その上にコメントを被せて楽しむ方がよいような気もしますね。思わぬ形でニコニコの本質的な面白さを感じた次第でした。