動画紹介をしよう！
ITmedia Gamezで3A07が紹介されてますね。
日々是遊戯：制作期間1年以上！ 「アイマスMAD」の常識を覆した動画「3A07」がスゴい - ITmedia Gamez
ITmediaでニコマス動画が紹介されたのは昨年の七夕革命の時以来、単品の動画としては初の快挙です。勢いで書いたのかちょっと下調べが不十分な印象もありますが、この記者さんが感銘を受けたということ自体がアイマスの枠を越えた普遍性を持っている証明とも言えますね。ところで、冒頭で再生数11万、マイリスト2万は最近のアイマス動画でダントツの人気とありますが、これはそうでもなかったりしますね。最近の範囲にもよりますが、例えば10月の頭に投稿されたワンダーモモーイRe:produceや、765goldなんかは再生数の伸びは3A07以上でしたし、マイリスト登録数は確かに多いですがこれはニコニコ動画(9)での仕様変更の影響もありますので単純比較は出来ないですね。コメントの絶賛の嵐は、いつものこと、というヤツですｗ。
にも関わらずやはり3A07は特別な動画だと思うし、その特別さは数字になっても現れています。それは、ブログでの言及数。ニコマス総合ポータル「みてれぅチャンネル」*1によれば、12月3日現在で、3A07に言及しているブログは 300以上。過去の名作と呼ばれたニコマス動画を軽く浚ってみてもこれほど多くのブログに言及されている作品はないですね。だいたい100前後、トップクラスの話題作でも150前後というのが従来のニコマス動画の限界だったのが、それを大きく逸脱するほど広範囲で話題になっている。だからこそ、 ITmediaまで届いたのではないかと思います。21分という長尺は再生という面では大きなハンディキャップですが、観たものが語りたくなる、語らざるを得なくなるその力というのが図抜けてるんですよね。
もっと動画を紹介しよう！
以前から思っていたことではあるんですが、ニコニコ動画の動画を紹介するブログはもっと増えていい。特に、普段ニコニコ動画の紹介記事を書いてないブログこそ、動画紹介記事を書くと、きっといいことがあるんじゃないかと。動画紹介はPVが伸びない、というのが定説ではあったんですが、最近その前提が崩れてきている感触もあります。当ブログのまぐれ当たりの最大ヒットエントリも動画紹介記事ですね（笑）。しかもそれほど力を入れて書いた記事じゃなかったというのが痛し痒しですが、そういうことも起きる。ニコニコ動画が複雑化して、ランキングを見ても良動画がどこにあるのかわからない、ニコニコは人に勧められた時に見る程度、という人にとってはブログ記事というのはやっぱり一つの重要な参照先になるんじゃないかなと。
一点突破でいこう！
そうは言っても動画紹介記事は反応が薄いし、手応えが感じられない、という人もいるとは思います。そこでそれなりに動画紹介記事でPVを稼いできた経験からいくつかアドバイスめいたことを書いてみようかな、と。まず最初に言っておきたいのは一点突破をはかるべき、ということ。動画紹介に手を染めるとあれもこれもと気になった動画をいろいろ紹介したくなりますし、普段書きはそういったルーティンでいろんな動画を紹介するのもとてもありがたい！と思って見させてもらってます。だけど、もしこれは！と思うようなガツンと来る動画に出会って、是非これはみんなに伝えたい！と思ったら、ともかくその動画の魅力をあらん限りの力を込めて全力で語る。これが一番大事。普段読んでくれる人にも、たまたま読んだ一見さんも、これは何かただ事ではなさそうだと感じさせることができれば、動画への1クリックを押してくれるかもしれない。この1クリックを押させるというのが、本当に大きな壁なんですが、それを乗り越えさせるものは、やはり１にも２にも熱量なんじゃないかと思います。
かぶりを気にせずいこう！
あと良くありがちなのが、これは！という動画に出会っても、普段の巡回ルートのブログ、特に自分より影響力があるブログで既に紹介されていたりするともう紹介しなくていいかなーみたいな感じで記事を書くのを辞めてしまうと言うパターン。これはすごくもったいない。かぶりは全く問題がないどころか、すごい動画はむしろどんどんかぶり記事を書くべき。あなたが見ているブログを他の人も見てるとは限らないんですよ。しかもほとんどの人は、1回紹介記事を読んだくらいでは動画をクリックしてくれない。あるブログで紹介記事を見て、別のブログでも同じ動画が紹介されていて、そうなってはじめて動画を見てくれるという人もたくさんいるんです。実際、自分自身もあまり興味のないジャンルの動画なんかは3回くらい別のルートでオススメされないと見るのを億劫がってしまうこともありますしね。数は力です。まったく気にせず書きましょう。
何度でも同じ動画について書こう！
それでも、やっぱり何か手応えが感じられない。徒労感を感じてしまう、という人はいるかとは思います。なかなか紹介記事というのもタイミングや切り口で全然反応が替わってきたりしますしね。逆に言えば、同じ動画を紹介するにしてもタイミングや切り口が違えば、また違った反応が返ってくるということです。ならば、自分にとって特別な動画、これだけは本当にみんなに見て欲しいというような動画は、１度挫けても何度でも何度でも繰り返し紹介しちゃえばいい。手を変え品を変えやっていれば、全部が全部同じ反応ということは有り得ないはず。それで上手くいったパターンが手に入れば、また別の機会にそれを生かすことも出来る。そうやって手に入れてきたものも実際にあります。
たった１人に向けて書こう！
最後にもう一つ。あまり不特定多数に向けて書こうと思わないこと。たった１人でいい。あるいは実際に顔の浮かぶ知り合いでもいい。その人１人だけに向かって、語りかけるように、動画の魅力を伝えるような工夫をするとよいんではないかな、と。慣れてくれば１人が２人に、２人が４人に、ということはあるとは思いますが、まず１人の心も動かせなければ何も始まらないですから。逆に言えば、１人を動かせばその人がまた別の人を動かしてくれるかもしれない。例えば、ぶっちゃけた話をすれば、カトゆーさん１人を動かせば、その後ろの数千人の読者を振り向かせることが出来るわけです（笑）。私が動画紹介記事を書く時の一つの目標がカトゆーさんに補足されること、なんですが、それはつまりカトゆーさん１人を動かすために文章を練るということと同じなんですよね。そして実際１人の人間を動かすことが出来る文章は、想定していない他の人も動かすことも、ある。まあ確率の問題程度に思っておくべきかもしれませんが。
といったところで改めて3A07の外部プレイヤーを貼っておきますね。
【アイドルマスター】３Ａ０７ ～Memories are here～ - ニコニコ動画
もし動画をみて気に入ってもらえたら、はてなブックマークで3A07関連の気になった記事にタグを付けておいたので、巡ってみてはいかがでしょうか。より一層この動画を楽しむことが出来るんじゃないかなと。
*1:現在はニコニコ動画の御三家を中心にさまざまなデータを扱うみてれぅチャンネルDS(http://miterew.com/)にバージョンアップしている
