週刊少年ジャンプネット配信の衝撃と雑誌の未来

 先週、震災翌週の週刊少年ジャンプがネット配信されて大きな話題を呼んでいたのですが、その号が今度はニコニコ静画でも見れるようになっています!

http://:title=http://event.yahoo.co.jp/shonenjump/special/
http://info.nicovideo.jp/seiga/jump/

 このニュースの第一報を伝えたのが漫画家の久保帯人先生のTweetというのも凄い話だったりするのですが。

 ニコニコ静画版は特別なビューワーは必要なく、FLASHなのでiphoneでは閲覧できませんがAndroid一部機種でも利用可能な模様。機能は通常の静画のいくつかの機能を削った特別仕様なのですが、新たに加えられたズーム機能がとても快適ですね。これはむしろスマートフォンに適した機能のようにも思えます。

追記
 週刊少年マガジンの配信も始まりましたね。

http://kc.kodansha.co.jp/event/event_detail.php/3644/

 マガジン、ヤングマガジン、モーニング、イブニング、KISS、BE-LOVEの6誌を2週間分。後発な分ボリューム勝負ですね。

サンデーとチャンピオンの配信も決まりました。続報は追ってまた紹介します。

小学館「サンデー」も無料公開へ - ITmedia NEWS
週刊少年チャンピオン15号から20号までをWEBで無料配信 - コミックナタリー

 漫画雑誌以外でも、週刊アスキーが今回いち早く震災特別対応で特別無料版の提供を発表していますね。

[週刊アスキーPDF版 4月19日増刊号(3月14日発売を追加):計1冊|http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/037/37423/]

 非常時の特別対応とはいえすごい時代になったものです。ジャンプ、マガジンという日本で一番売れている雑誌が既成事実を作った重みは大きいでしょう。おりしも震災の影響で紙不足が伝えられる中、赤字前提、返本率4割が当たり前という雑誌ビジネスそのものの在り方が問われることになりそうですね。是非とも「紙の無駄」を減らす意味もかねて、このまま続きの号もネットで有料配信していただければ、と思っています。