ハッシュタグに住むということ

 最近、Twitterの#BIJPハッシュタグに常駐してベーシックインカムの是非について討論を重ねていたりします。勢い余ってまとめBlogやまとめWikiのお手伝いもしていたり。

Twitter. It's what's happening.
#bijp - Twitter
http://g-yu.net/bijp/hiki.cgi

 ハッシュタグはフォロー、フォロワーの関係を越えて同じ話題を共有するためのTwitterの機能。文中に#○○○といった形でハイパーリンクのついたアルファベットの羅列をみたことのある人は多いと思います。もともとユーザーが検索機能と組み合わせて自主的に用いていたものが後に公式化されたという経緯で広まったんですね。

 このハッシュタグ付きで議論をしていると、タイムラインというパーソナルスペースから離れて会議室のような、例えばNiftyserveのフォーラムや、2chのスレッドで会話しているような錯覚に陥ったりします。実際、○○ハッシュタグの住人なんて言い回しも普通に使われていたりしますね。

 だけどよくよく考えると、このハッシュタグ付のつぶやきも、他のつぶやきと同様にタイムライン上にも表示されてフォロワーの人は普通に読んでるんですよね。この、発言者と読み手の意識のギャップというのが、実にTwitterらしくて面白いなあ、なんてことも思ったりします。

 実際最近の自分のつぶやきは半分くらい#BIJP付きになっていて、フォロワーの人からは最近何かベーシックインカムの話ばかりしてるなあと思われているような気がします(笑)。でもそれと全く関係のないバカ話とか、タイムライン上の他の人との会話も楽しんでる。偏った話題ばかりしてるとフォロワー減っちゃうかな?とも思ってたけど(入れ替えはあるにしても)総数としてはどうもあまり変わってないっぽい。

 よくよく考えて見れば、逆の立場で考えて見ても別にハッシュタグ付きのつぶやきばかりでも、元々Twitterのタイムラインというのは文脈不明の発言なんてたくさんあるから気にならないんですよね。むしろ気になる発言はハッシュタグをチェックすれば文脈を追えるから便利だったりすることもある。Twitterの魅力であるゆるい繋がりと、特定の話題を話す会議室的な連帯感が両立しているハッシュタグという機能はTwitterの魅力を更に押し上げているんじゃないかと思いますね。