第2回ボカマス祭りの収穫

 4月17日〜19日の間、ニコニコ動画上で開催されたVoc@loidM@ster祭り2。アイマス要素とボカロ要素を組み合わせた力作がこれでもかと投稿されて大変に楽しかったのですが、これには特に圧倒されました。
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cosMo(暴走P)の傑作「初音ミクの消失」の人力Vocaloid替え歌バージョン。PSP版で765プロを出奔した星井美希を消失になぞらえて解釈した歌詞に、更にアイドルマスターというゲームの「廻る物語」としてのエッセンスを入れることで、見るものに強烈なフラッシュバックを引き起こす…今まで見たアイマスMAD、美希のPVの名作の数々が脳内で波のように押し寄せてきて、打ち震えましたね。これは本当にすごい。もちろん単純に技術面だけ見ても素晴らしいのですが、「初音ミクの消失」がそれまでのミクの物語と重ね合わされるように、「星井美希の消失」もまた今まで積み重ねられたアイドルマスターという物語が重ね合わされる。テーマレベルで原曲へのリスペクトとなってるんですね。

「消失」最強PV。正直動画タイトルで損してます…w。


人力Vocaloidと言えばこの人


 人力Vocaloidといえばやよいのブラックロックシューターで一世を風靡したハロPが今回もやってくれました。「星のカケラ」は初音ミクの発売前に公式デモソングとして作られた、いわば最古のミクオリジナル曲。ベタなアイドル系バラードが天海春香というキャラクターのイメージにとてもよくマッチしてますねえ。

PVバージョンも。ジェバンニが一晩でやってくれました


トエトトエトトエト

 良質な手描きPVが多数提供されているトラボルタPの名曲トエト。予想はしていましたが、やはり多数の力作が投稿されましたね。

 雪歩×トエトはキャラクターイメージにぴったり。のヮのさんはタイトルからの連想ですねw。うん、期待通りw。

アイマス→ボカロ

 アイマス曲のボカロカバーも気合の入った作品が沢山。

 KAITOの高音歌唱(通称KAIKO)による「隣に…」ピアノアレンジバージョンと、KAITO×千早デュエットによるZabadakの「遠い音楽」。千早とKAITOのコンビというのは前回の祭りの時にもありましたがとてもよく合いますね。


 MMD組もだまっちゃいない。Kosmos,CosmosはわさびPによる新モーションがとにかく素晴らしい。右は春香×ミクによる「relations」デュオでもあるのですが、今回最凶ネタのひとつ。心臓の弱い方は気をつけて視聴くださいませ。

Vocaloid以外の何か


 歌うパソコンPC-6601による「ShinySmile」と、Windows標準搭載の音声読み上げソフトmicrosoft samによる「キラメキラリ」。どちらも定評のあるPの作品とあって、小技が効いていてとても楽しいですね。


 その他にも力作、名作、迷作?揃いのVoc@loidM@ster祭り2。この機械に是非巡ってみてはいかがでしょうか。

Voc@loidM@ster祭り2とは (ボーカロイドマスターマツリツーとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
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