ニコニコ動画のプレミアム会員の伸びが半端ない
数日前からニコニコ動画の右上にプレミアム会員５０万人までのカウントダウンが表示されるようになってるんですが、その伸び方がちょっと半端ないですね。
9月10日に見た時は確かあと18000人弱ってところだったと記憶してるんですが、それから4日と立たずに1万人を切っている。1日に3000人近くプレミアム会員が増えている計算ですねー。
思えば去年の今頃はプレミアム会員が20万人で頭打ちになっていてこんな記事を書いたりもしました。
それからいろいろあって、約1年で30万人増。1日1000人弱のペースで、それだけでも感慨深いのですが、カウントダウンしただけでその3倍ですからね。人間の心理ってなかなか面白いものです。ここまで来るといよいよ黒字化も見えてきたかな？と思って数字を調べて見ました。
去年の11月に出された業績予想。この時点で2009年9月時点の会員数予想は1420万人、プレミアム会員数予想は36万人。実際は会員数1500万人、プレミアム会員数50万人の見込みですから予想以上ですね。携帯課金が手軽になったことと、ニコニコ生放送の人気のおかげでしょうかね。もっとも、この時点で収益の柱として期待されていたポイント収入は（予想通り）伸び悩んでいますので収益全体はトントンといったところなのかな。ポイント収入の具体的な数字はドワンゴの中間決算資料等を見てもちょっと見あたらなかったのですが、8月以降のユーザー生放送の機能拡張やアニサマ＆ミクフェスの有料生放送等ありましたので結構伸びている可能性はありますね。
プレミアム会員50万人で単純計算で2億5千万円の収入。広告収入が去年から伸びてないと仮定して1億円ほど？ポイントは低めに見積もって5000万円くらいでしょうか。雑収入含めて4億〜5億円弱くらいな印象ですね。
運営費は去年の10月時点で月3億円強。予想では5億円ほどになってますが金食い虫の生放送を拡張してますので、たぶんもうちょっと費用が嵩んでそうですね。とするとまだちょっと黒字には足りないのかな…。
何にせよ世界最大の動画共有サイトであるYouTubeも有料化の方向に舵を切った昨今。大手動画サイトとして唯一収益化が現実的になっているニコニコ動画が今後どう変わっていくのか注目です。
