ニコニコ遊園地は三度目の正直となるか
ニコニコ大会議ツアー札幌にて発表されたニコニコ動画の新サービス「ニコニコ遊園地」。ニコニコ動画がゲームに手を出すのはこれで都合３度目ですかね。ソーシャルアプリが流行の兆しを見せている昨今、きっとまたやるだろうとは思っていましたが、とりあえず所感などを。
http://park.nicovideo.jp/web/index.html
ニコニコ遊園地とは (ニコニコユウエンチとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
３度目と言いましたが、過去２回のゲームについてまず軽くおさらい。ニコニコ動画が最初にゲームを提供したのは2008年3月から始まった「ニコ割ゲーム」ですね。動画の視聴最中に突如割り込みが入り、ログインしている視聴者全員で一斉にミニゲームをプレイするというこのサービス、いろいろと文句を言われながらも比較的好評を博していたのですが、2009年夏以降休止することが多くなり、11月に不定期実施となって、実質休止中ですね。なかなかニコニコらしい企画で面白いと思っていたのですが、回線の負荷が高かったりしたんでしょうか、ちょっと不明です。
２度目の挑戦はもはや黒歴史となっている「ニコニコメダルゲーム」。2008年10月、ニコニコポイントの導入と同時に鳴り物入りで発表されたモノの、わずか1週間でサービス休止。一時休止を謳っていたものの以降今日までなんの音沙汰もない放置プレイでした。当時記事も書きましたが、実際どうにもならない出来だったので致し方ないとはいえ、メダルを買わせて遊ばせているのにこれはなかなか酷い仕打ちと言っていい。
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「ニコニコ遊園地」は「ニコニコメダルゲーム」の改良版？
で、今回始まったニコニコ遊園地ですが、基本的にはこの「ニコニコメダルゲーム」の改良版という位置づけになるかと思います。実装されたゲームはナンプレ、釣ゲーム、麻雀と、割とポピュラーな感じ。もっとも麻雀はずっとメンテ中で触れてないですが…。メダルゲームの時は希薄だったユーザー同士の交流も強化されているようで。とはいえやっぱり思考型のゲームって動画のながら視聴と決定的に相性悪いですね。ナンプレ解きながら（しかもタイムアタックのおまけ付き）動画見るとかどう考えても無理ですから（笑）。
釣ゲーム「ニコ釣り」はなかなか凝った作りになっていますね。これもマニュアル操作でプレイしようとすると動画見てる余裕ないのですが、オート釣りモードがあるので、動画を見つつ、一息ついたところで状況確認、次の動画に移ったらまた放置みたいな遊び方が可能なのは良いですね。プレイ状況によって実績トロフィーがついたり、釣った魚をカタログできたりと基本的な作り込みは悪くない印象。魚を水槽に入れてユーザー同士で見せ合うような機能もあるみたいですが、流行る気はまったくしません（笑）。
外部ディベロッパーに解放すべき
以前記事にも書きましたが、やはり放置系のゲームとはそこそこ相性が良いようで。そのあたりを突いたタイトルが増えてくれば悪くないサービスになるのかも知れませんが、現状ではインパクト不足は否めませんね。それこそブラウザ三国志forニコニコ動画とかサンシャイン牧場forニコニコ動画とかやれば話題にもなるでしょうが、そっちにいかない理由は何かあるんでしょうかね。
何にせよドワンゴ（ニワンゴ）内製のゲームだけでは魅力が乏しいんですよ。やはり外部のディベロッパーに開放すべき。もっと欲を言えば一般ユーザーも投稿できたりすればなお良いんじゃないかとは思いますね。例えばid:akasataさんの運営しているRemakeなんかと提携してみるのも面白いかも知れません。
正直現時点ではかなり物足りないのですが、メダルゲームに比べれば随分マシになっているということで、今後の展開に期待したいところです。
