ストライクウイッチーズ2の各話再生数推移から見えること

 先週放映された「ストライクウイッチーズ2」第6話「空より高く」がとても素晴らしかった。どれくらい素晴らしかったかというと、翌日にまだ未見だった第1期の有料視聴権を購入してしまったほど。ニコニコ動画では8月21日正午まで無料配信されているのでストライクウイッチーズ未体験の人にも是非観て欲しいななどと思っているのですが、ふと思い立ってこんなデータを取ってみました。

https://spreadsheets.google.com/pub?key=0Ag5vNE9YI1a4dDVGNWFoby1lT05zVHhXaGJqTUl3LWc&hl=ja&single=true&gid=0&output=html

※6話の7日目までのデータが揃ったのでグラフを差し替えました。第1話を9000再生上回っていますね。

 配信日から1週間の各話再生数の推移です。6話はまだ5日しかたっていませんが既に2〜5話の再生数を抜いて1話に迫る勢いですね。こういったシリーズものというのは1話がもっとも多く視聴されて、回を追うごとに漸減していくのが通常ですが、評判の良い回がこうして実際に再生数という形でダイレクトに評価が現われるというのがネット配信の良いところの一つですね。地上派放映ではどんなに評判が良くても視聴率は外的要因や全話までの評価の反映にしかなりませんから。

 もちろんこの数字は1人の人が複数回視聴した分も含むので直接ユニークユーザー数を指すわけではないのですが、例え10回視聴した人が1000人いたとしても再生数の上積みはせいぜい1万。前回までに比べて既に4〜5万再生の上積みがあることを考えればそれなりの数の新規視聴者を引き込んでいるように思いますね。

 参考までに同じくニコニコ動画で人気を博している「学園黙示録HIGHSCOOL OF THE DEAD」の再生数推移も記して起きます。

https://spreadsheets.google.com/pub?key=0Ag5vNE9YI1a4dEh5d1BZZDdVZ09wN2p4NWdFRWphMkE&output=html

 こちらは第4話のへこみ具合が気になるところですが、この回は前半が総集編的な作りだったため評判が芳しくなかったんですね。マイナス方向の評判もダイレクトに現われるわけですね。

 こうやって目に見える形で評価が現われると、前回の記事でも書きましたが、その場で売るモノがないのってとても勿体ないなと。実際私もいてもたってもいられなくってとりあえず1期の全話視聴権を購入してしまったわけですが、目の前にDVD/BDの購入ボタンがあったら思わず押してしまった可能性は否定できません。モノを買うというのは多くの場合その場のノリと勢いが大きなファクターになりますし、本当に勿体ないなと。

 なんにせよ、良いものが正当に評価され、それがちゃんと商売に結びつくならこれほど幸福なこともないわけで。今後のアニメ配信の在り方を考える上でも重要な1話だったんじゃないかななんて思ったりもします。