コードギアスR2第12話「ラブアタック」雑感

 コードギアスR2第12話「ラブアタック」について。前回エントリでシャーリーの事を書きましたが、キスによる記憶の封印と解放がここまで直接的に描かれるとは思ってなかったのでなかなか恐ろしいですね。ジェレミア卿のギアスキャンセラーは今までルルーシュが積み上げてきたものを全て破壊する最強のワイルドカード…マオ編踏襲だとするとジェレミアさんは数話で退場という事になりますが、実際そうしないと物語の前提が全てひっくり返っちゃうくらい危険な能力ですね。

 今回よかったのがミレイ会長で…id:Philosさんのこちらのエントリが素晴らしいのですが

ミレイ・アシュフォードと言う女 - 哲学のバトル日記(はてな版)

 叶わぬ初恋にケジメをつけ、自らの意思でモラトリアム終了宣言をして社会へ飛び出していく…このシャワーの中で思い悩むという構図は1期のルルーシュとの反復になっていて…いろんなものを捨てきれずに引きずっていくルルーシュと、かつてそこにあった美しいものを守るためにこそあえて決別する道を選んだミレイと…選んだ道が芸能界という華美な世界というのはなかなかアレですが(笑)これからあるいは報道の世界の視点で物語を見せてくれたりするかもしれませんね。

もうひとつペトロニウスさんのエントリで追記されているこの部分、

ちなみに、今回のテーマは、なるほど情報圧縮のパターンで、アニメの『時をかける少女』の完全にパロディになっていますよね。
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080629/p1

 この指摘は思わず唸ってしまった。確かに!(笑)今回、ルルーシュがやたらと選択肢というセリフを連発していて、それはどこかに上手いやり方がある、間違えなければ上手くやり通せるという心理で…だけどそれは根本が間違ってるんですよね。永遠のモラトリアムなんてものは存在しない、それを真空パックにして閉じ込めて置こうとしても、時は残酷に全てを奪い去っていく。ルルーシュは、シャーリーを巻き込んでしまった以上それに対して目を背けず正面から向き合う必要がある。果たしてそれがルルーシュにできるのか、というのは注目どころですね。